exhibition at otsukei “un-productivity“
こんにちは、岸田です。
Lounge Saiでの展示会が無事に終了しました。
僕は3日間のみ在店していたのですが、
とても充実した展示空間とおひとりお一人ゆっくりとお話することができました。
また“un-memories“という新しい試みにも挑戦することができ、
良い会になったなと思っています。
お越しくださった方々ありがとうございました。
これに満足することなく次回も良い会ができるよう
ワタルさんと共に歩みを進めたいと思います。
またお会いしましょう!
そして今日は次回の展示会のお知らせです。
exhibition at otsukei
"un-productivity"
12/13(sat)-12/21(sun)
今月11月で活動を始めて丸7年が経ちました。
乙景での展示会も今回で7回目となるようです。
思い返すと毎回展示会ごとに
ああでもない、こうでもないと試行錯誤してきました。
そして今回は今までよりも密に乙景スタッフのタツキくんと
展示会について話し合うことができました。
次の展示会どうするかというところから始まり、
僕らにとっての”展示会”のあり方を立ち止まって考える機会になりました。
立ち止まって深く思考することで見えてきたのは
" un-productivity " というキーワードでした。
僕の活動そのものを乙景での8日間の展示会に凝縮し
表現しようと思います。
乙景の店内に僕のアトリエを持ち込み、
展示期間中に織りから縫製までの全ての工程を経て1着の服を仕上げようと思います。
僕の手を使って本当に服ができていく様を
嘘も誤魔化しもない現場で感じてもらえると嬉しいです。
僕自身の活動もそうですし、
乙景というお店での積み重ねもできてきたこのタイミングで
この展示会ができることにとてもワクワクしていますし、
乙景の2人にはとても感謝しています。
そしてあとは来てくださる方々に楽しんでもらえるように備えます。
ちょっと本当に8日間で1着ができるのか不安で仕方ないのですが
それも含めて楽しみにしておいてください!
以下は乙景の展示会内容文です。
一読頂けると幸いです。
ではまた。
tomo kishida exhibition at otsukei
" un-productivity "
December 13 (Sat) – December 21 (Sun)
生産性の時代。
18世紀の産業革命以降、世界は「速さ」を覚え、
手仕事によるものづくりは、次第に機械が担うように変化した。
衣服をつくる工程は家内での専業制から効率を求めて分業制へ。
生産の場は工場へと移り、衣服の大量生産が進んでいく。
そこから今日にいたるまで、衣服は均一化の道を辿ってきた。
「生産性」という名のもとに、衣服の消費化が進み、
手仕事の時間軸が生み出してきた美しさは、
いつしか産業革命以前の時代に取り残された。
tomo kishida のプロジェクトは、そうした時代を遡るように、すべての工程を自身のアトリエで、
手仕事によって時間をかけて制作している。
生産性を重視することが当然となった現代において、
失われた“なにか”を取り戻そうとする試みである。
まるで時代の流れに逆行するかのように
静かに、ゆっくりと時間をかけて生まれる衣服は、
大量生産・大量消費が当たり前となった今だからこそ
浮かび上がってくる「非生産性」の美しさや、かつて流れていた時間軸を感じさせ、
本来人間が持っていた“余白の美”へと引き戻してくれる。
本展では " un-productivity " と題し、
現代の「生産性」とは異なる時間の流れを体感していただくために、乙景の空間内に織り機やミシンなどの道具を持ち込み tomo kishida の制作現場を設けます。
会期中の8日間をかけて、1着の作品を制作します。
使い道が無くなってしまった布を裂いて糸をつくり、
裂織りの手法によって手織りで布を織り上げ、
その布に合わせてパターンを引き、
時間をかけて1着の服を仕立てていく。
築100年を超える京町家の静けさの中で、
tomo kishidaと我々が生み出す時間の流れを感じながら、ほんの少しでも“なにか”を感じ、考えるきっかけとなれば幸いです。