Lounge sai Exhibition
こんにちは、岸田です。
もう10月が終わろうとしていてびっくりしています。
10月27日時点で今年制作の作品数は20着。
月に2着をギリギリ死守しています。
20着のカウントに入ってないですが
T.Tとのコラボで重めのを4着作ったので
実質24着制作することができました。
とにかく沢山作りたいというわけではないのですが
今はいっぱい縫いたいものがあるので
年内あと二ヶ月もまあコツコツと制作しようと思います。
新しいジャケットとパンツの型ができたので
いろんな生地を載せてみたいなと思っています。
年内の展示会の日程です。
11月14日-24日 Lounge Sai “un-memories” (14,15,16日在店予定)
12月12日-(日程調整中) 京都 乙景
乙景での展示会の日程は確定ではないですがその辺りになる見込みです。
今回はLounge Saiのお知らせです。
もうかれこれ長い付き合い?になってきたワタルさんのショップ”Lounge Sai”が
ついに実店舗となり、そこで展示会を開催させてもらいます。
ワタルさんとどういうイベントにするか話し合って
着なくなった服、着れなくなった服を使って裂織りをし、
もう一度生まれ変わった服を作る、
というある意味裂織りの原点のようなイベントをすることになりました。
過去には着なくなったTシャツなどをお客さんに展示会に持ってきてもらって
それを裂いて裂織りのラグにする、ということをやりました。
また最近ではcontext店主の伊藤さんや、乙景店主の山下さんの持っていた服を裂いて
裂織りの服にする、ということもやりました。
今回はお客さんに持ち込んでもらった使われていない服を
裂織りの服へと再構築し、その人自身に着ていただくという試みをしようと思います。
“un-memories“プロジェクトと名付けました。
まずはun-memories第一弾としてワタルさんの着ていた服を裂いて裂織りの服を制作しています。
詳しくはLounge Saiのブログにて。
作り手として、作り手の気持ちを考えるとやっぱり一度縫われた服を解体することは心苦しく感じます。
僕としてはその心苦しい気持ちを背負って、その気持ちの分も新たに生まれる服に載せられるように
心を込めて制作するのみだなと改めて感じました。
普段服を着る時にはそこまで作った人の気持ちを考えることはないと思いますが、
“un-memories“では元の服の作者、裂織りをする僕、
そしてその服を着ていた方自身の思いなど
新たに生まれる服にまつわる色々な思いを感じていただけると良いなと思っています。
初めての試みなので実際に文字通り試行錯誤していくことにはなると思うのですが、
持ってきていただいた服を見ながらどういう形にできそうかを
ゆっくりと相談し進めていくことになると思います。
なので展示会期間は11月14日-24日なのですが、
“un-memories“は僕が在店予定の14,15,16日のみの承りになります。
その後の日程は作品の展示販売を行います。
制作するものは服のみにしようかなと思ったのですが、
持ってきていただいた服を見て相談して
バッグやラグ、ストールなど何が出来るかを考えた方が良いなと思ったので
小物類も含むことにしました。
ただ形は僕が既存で持っている型で制作することになり、
とてもエネルギーを使う作業なので承る数は数点となる予定です。
じゃあどれくらいの服を持っていくと何が出来るかのあくまで参考ですが
実際にワタルさんの服を例にすると、
ジャケットとパンツを裂いて裂織りのジャケット1着と+αバッグを縫う程度の生地が織れます。
ロンT一枚だと、40×50cmのラグくらいかなという感じです。
少し長くなり疲れてきたのでとりあえず今日はここまでにします。
何か補足が必要そうであればまた追加でジャーナルを更新します。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。